INTERVIEW
DX時代に大学の
「知」と「技術」をつなぐ
「知」と「技術」をつなぐ
A.E.
図書館・情報センター事務部 部長 / 1992年度入職(新卒採用)
三重県出身。長年の経験をいかしながらDXの過渡期に拓大の知と技術の橋渡し役を担う。休日は食べ歩きや文房具イベントを楽しむ。
※2025年11月現在の情報です。
三重県出身。長年の経験をいかしながらDXの過渡期に拓大の知と技術の橋渡し役を担う。休日は食べ歩きや文房具イベントを楽しむ。
※2025年11月現在の情報です。
在籍年数
33
年
図書館・情報センター事務部
1992
新卒採用
三重県
INTERVIEW
現在挑戦している業務
知の拠点と技術の要。大学の教育・研究を支える両輪
私が担当する部門は、大学の教育と研究になくてはならない図書館と総合情報センターという、大学機能の根幹を支える両輪の管理・運営を担っています。
図書館は、資料やデータベースにより学修・研究を支える「知の拠点」。一方、総合情報センターは、大学に不可欠な基幹ネットワークの管理や情報機器の運用支援、そして情報セキュリティ対策を担う技術的な要です。
私たちの共通の使命は、拓殖大学の教育・研究に貢献できる環境を、停滞なく提供し続けることです。職員の多くは、それぞれの分野で高度な専門知識や資格を持つ少数精鋭であり、日々の業務を通じて、大学運営の広い視野と深い専門性が身につきます。幅広い知識と問題解決能力を同時に磨けるのが、この環境の大きな魅力です。
現在挑戦しているのは、技術革新への対応です。総合情報センターでは、ネットワーク環境を整備しながら、新しい技術や環境を学内にどう構築するかを常に検討しています。例えば、各課の業務削減につながるRPA(業務自動化ツール)の活用と周知に取り組んでいます。
二つの重要な部門を統括し、その発展に寄与することは、次世代の人材育成と大学の未来に直結しています。この挑戦的な環境で、ぜひ私たちと一緒に成長していきましょう。

1日のスケジュール
9:30
出勤
メールチェック、今日の予定および締め切りの確認、各種書類チェック
メールチェック、今日の予定および締め切りの確認、各種書類チェック
10:30
図書課 課内ミーティング
図書課職員や文京図書館のスタッフと、前週の図書館運営状況および今週の予定、ガイダンス動画の公開予定や広報誌の進捗状況も確認します。
利用者からの質問や問い合わせによっては他部署との調整が必要になることもあり、対応状況や進捗を共有する上で重要な打ち合わせです。
図書課職員や文京図書館のスタッフと、前週の図書館運営状況および今週の予定、ガイダンス動画の公開予定や広報誌の進捗状況も確認します。
利用者からの質問や問い合わせによっては他部署との調整が必要になることもあり、対応状況や進捗を共有する上で重要な打ち合わせです。
11:00
図書課 職員打ち合わせ
今後の図書館運営方針や予算、業務にあたっての問題点の対応策などを話し合います。
今後の図書館運営方針や予算、業務にあたっての問題点の対応策などを話し合います。
11:30
昼休み
職場の同僚と近隣のカフェなどで食事します。業務以外のコミュニケーションを図る良い機会になっています。
職場の同僚と近隣のカフェなどで食事します。業務以外のコミュニケーションを図る良い機会になっています。
13:30
電算課 課内ミーティング
電算課職員やBBヘルプデスク、PC自習室スタッフと今後の予定を確認します。エラーやサポート内容を共有し、八王子電算課の状況も踏まえて対応を検討します。全体でのブレインストーミングにより、新たな対応策が見つかることもあります。
電算課職員やBBヘルプデスク、PC自習室スタッフと今後の予定を確認します。エラーやサポート内容を共有し、八王子電算課の状況も踏まえて対応を検討します。全体でのブレインストーミングにより、新たな対応策が見つかることもあります。
15:00
電算課 管理職打ち合わせ
新しく導入される教研系メールサーバーについて、教職員へのアナウンス方法や進捗状況、今後のスケジュールについて確認します。
新しく導入される教研系メールサーバーについて、教職員へのアナウンス方法や進捗状況、今後のスケジュールについて確認します。
16:00
打ち合わせ
新システムについて担当部署と打ち合わせを行います。
新システムについて担当部署と打ち合わせを行います。
17:00
各種資料の確認、会議資料の作成、メール返信など
18:30
退勤
週に一度、帰宅後にテニススクールに行きます。
週に一度、帰宅後にテニススクールに行きます。
図書館・情報センター事務部 1年間の仕事
| 4月 | 年度内に実施する事業および予算を確認したうえで、各事業をどのような体制で遂行するかを検討し、担当者を決定します。 |
| 5月 | 図書館委員会、総合情報センター運営委員会、教研システム専門委員会に関する準備および事後対応を行います。年度内の事業方針や計画などを各委員会にて報告するとともに、委員会で出された意見や提案に対する対策を検討します。 |
| 7月 | 夏季休暇中の図書館およびPC自習室運営の準備状況を確認するとともに、次年度事業計画について前期に策定した内容を取りまとめ、9~10月の業務計画を立案します。 |
| 1月 | 次年度の業務委託契約締結に向けて、契約の方針策定や仕様の決定、業務スケジュールの策定などの準備を行います。また、春季休暇中の図書館およびPC自習室の運営に向けて、準備状況の確認も行います。 |
| 2〜3月 | 卒業生・新入生対応として、図書館では卒業生の図書貸出状況の確認や返却督促を行うとともに、新年度に向けた館内整備を実施します。
総合情報センターでは、卒業生のID管理やアナウンス、新入生の学籍データ作成、さらに新規任用・採用・退職教職員のID管理やPCなどの環境整備を行います。 |
仕事のやりがい
AI時代を切り拓く。
学びが次世代の研究・教育環境を支える
図書館、総合情報センターはいずれも学生、教職員の学修、教育、研究を支える重要な部門であり、それぞれに高い専門知識が必要となります。
学びが次世代の研究・教育環境を支える
この仕事のやりがいは、これまでの経験・知識をいかしつつ、新しい学問領域や技術について知り、学び続けていく点にあります。例えば、ChatGPTをはじめとするAIは図書館における情報検索にどのような影響をもたらすのか、また総合情報センターでは今後、教育環境や業務でどのようにAIを活用していくのかなど、どちらの部門も積極的に学びを取り入れる必要があります。
私たちは、拓殖大学の次世代の学修・研究に役立つ情報を集め、そのための環境を整備し続けるという重要な使命を担っています。知ること、やるべきことが尽きることなく、日々とても充実しています。

今後の目標
学内のニーズ把握とRPA導入で、
大学の変革を支える橋渡し役
今後、拓殖大学はDX化(デジタル・トランスフォーメーション)をさらに進めていく必要があります。図書館や総合情報センターが、学生や教職員の調査・研究および業務のサポートを充分に行える態勢を整えることが、私の目標です。
大学の変革を支える橋渡し役
そのために、教員組織や事務組織、そして学生といった大学内のニーズを知るためのコミュニケーションは欠かせません。部として、この情報収集と連携を強化したいと考えています。
また、総合情報センターでは、ネットワークや情報機器のサポートと並行し、新しい技術や効率的なツールを常に検討しています。定型的な業務を自動化できるRPA(業務自動化ツール)は、各課の業務削減につながる可能性が高いため、その活用と周知をさらに図っていきたいと考えています。未来の教育・研究を支えるため、変革をめざしていきます。

就活中の学生にメッセージ
部署を超えた連携がキャリアになる。
拓大の未来をともに創りましょう。
入職当初は、「幼い頃からの夢だった図書館で働けることが嬉しい」という気持ちでいっぱいでした。しかし、実際に働き始めてみると他の部署との連携があってこそ成り立つものであり、他部署から異動してきた職員の経験や知識が業務の円滑な遂行に欠かせないことを実感しました。図書館の専門知識だけでは成り立たない――身をもって学んだ貴重な経験でした。
拓大の未来をともに創りましょう。
大学という組織には、教育・研究を支えるためのさまざまな役割がぎゅっと集約されていて、そのどれが欠けても「拓殖大学」の学びと成長の場を支えることはできません。部署によって業務内容は異なりますが、キャリアを重ねる中で、自分が経験した業務を通して培った知識や能力、経験がいきてきます。
「拓殖大学の未来を作っていきたい」「さまざまなことを経験して成長したい」という前向きな気持ちを持つ方に、ぜひ仲間になってほしいと思います。
お仕事で大切にしているコト・モノは?
私が仕事で最も大切にしているのは、「情報の周知(報告・連絡・相談)」。基本的なことですが、勤続年数が長くなるにつれ、その重要性を改めて感じるようになりました。また、教えてもらったことをもとに、自分なりに理解して行動する姿勢を大切にしています。さらに、スケジュール管理にも気を配りながら、日々の業務を計画的に進めるよう努めています。こうした仕事を支えてくれるのが文房具です。効率的な業務やスムーズなコミュニケーションのために、ありとあらゆる文房具を活用しており、仕事の楽しさやモチベーションにつながっています。

休日は何をして過ごすことが多い?
休日は、平日できなかった家事を片付けたり、体と心を休めたりして過ごしています。家族と近くのアウトレットモールや日用品の大型倉庫店で買い物をしたり、食べ歩きが趣味の夫と一緒に話題のお店で食事を楽しんだりすることも。また、文房具が大好きで、最近話題の「文具女子博」には、今年も足を運びたいと思っています。
PEOPLE
拓大の人